必要な器具
- ガスコンロ
- 秤(0.01g刻み)
- ステンレス製の灰皿、トング(代用可 調理用トング)
- スプーン、平筆(2本)
- タイマー
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※平筆の片方は 5mmくらいで毛を切り、ハケとして使用する。 |
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あった方が良い物品
- 魚焼き網
コンロの炎が灰皿にうまくあたらない場合、魚焼き網を載せる、ゴトクを外す等、きちんと炎が当たるような工夫をする。 |
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手順
堆肥を5g以上秤量する(A) ↓ 堆肥をステンレス製灰皿上に移す ↓ ガスコンロ上・強火で加熱し炭化させる ↓ ガスコンロから降ろしスプーンの背でつぶしながら混和する ↓ スプーンに付いた炭は平筆で落とす ↓ ガスコンロ上・強火で 5分間加熱する ↓ ガスコンロから降ろしスプーンの背でつぶしながら混和する ↓ スプーンに付いた炭は平筆で落とす ・この5分間の加熱〜混和処理を合計3回行う ↓ ガスコンロから降ろし 3分間放冷する ↓ 素早くハケで灰をかき出す ↓ ・時間を置くと吸湿するので素早くハケでかき出し秤量する 灰を秤量する(B)
計算方法
粗灰分(g/kg・乾物)=(B × 1000)÷(A × 乾物率 ÷ 100) ※水分(乾物率)の測定に用いた試料を使って測定した場合、乾物率をかける必要はない。
目次
- 1. 試料の準備と水分量・粗灰分
- (1) 試料の準備
- (2) 水分(乾物率)
- (3) 粗灰分(通常不要)
- 2. RQフレックスの使い方
- 3. 無機成分分析
(速効性肥料成分) - (1) 0.5M塩酸抽出
- (2) 塩酸抽出液の希釈
- (3) アンモニアの測定
- (4) 硝酸の測定
- (5) リン酸の測定
- (6) カリウムの測定
- (7) カルシウムの測定
- (8) マグネシウムの測定
- (9) 堆肥中の成分量の算出
- 4. 簡易デタージェント分析
(緩効性窒素) - (1) 手順の概略
- (2) 0.2AD液での抽出処理
- (3) AD可溶有機物量の簡易推定
(パックテスト) - (4) AD可溶有機物量の簡易測定
(過マンガン酸カリウム滴定) - (5) AD可溶窒素の測定
- (6) 近赤外分光法によるAD可
溶有機物・AD可溶窒素の推定 - 5. 分析値の利用