概要

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沿革
岐阜県農業技術センターは、明治34年に現在の岐阜市京町に岐阜県農事試験場として設立され、大正14年に現在の岐阜市又丸に移転拡充されました。
その後、
- 岐阜県農業試験場(昭和32年)
- 岐阜県農業総合研究センター(昭和61年)
- 岐阜県農業技術研究所(平成11年)
- 岐阜県農業技術センター(平成18年)
と改称され、現在に至っています。
関連資料
用地
用地の総面積は111,276 ㎡で、内訳(一部)は次のとおりです。
- 水田:40,975 ㎡
- 畑:24,924 ㎡
- 果樹園:14,232 ㎡
-
建物敷地:18,641 ㎡
- 温室:4,004 ㎡
- 本館:3,232 ㎡
平均気温は15.1 ℃、年降水量は1,934 mmです。
上空からの写真
庁舎屋上から見たパノラマ写真
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組織
作物部
- 地球温暖化に対応した良質で良食味な水稲の品種育成に取組んでいます。
- 米粉に向く水稲品種育成と米粉を利用したパン等の製品開発を行っています。
- 水稲・麦類・大豆のブランド化を進めるための品種選定、奨励品種の原原種生産、品質向上を目指した栽培技術の研究を行っています。

水田にハウスを設置して高温耐性を検定

大豆の安定収量確保に向けた品種検討

小麦の安定多収栽培技術を開発

高品質米生産を目指した品質調査
058-239-3132(直通)
花き部
- バラ等の切り花やフランネルフラワー、ローダンセマム等の鉢花の新品種育成を行っています。
- 気化熱を利用したドライミスト冷房や日没後(EOD)の短時間冷房による高温対策技術の開発を行っています。
- ファインバブルを活用したO2の根部への施用による生産性向上技術の開発を行っています。

切花用フランネルフラワー「ファンシーマリエ」

ローダンセマム「クレールローズ」

カレンジュラ「オレンジパンナコッタ」

ドライミストによる高温対策技術の開発

日没後の短時間冷房による品質向上技術の開発
058-239-3132(直通)
野菜部
- イチゴ高設栽培「岐阜県方式」の省力化・低コスト化やトマト独立ポット耕の生産性向上のための研究を行っています。
- 施設野菜の環境制御技術の高度化や温暖化に対応した栽培技術の開発を行っています。
- イチゴの新品種を育成しています。また、育成した品種の新たな販売方法の検討や優良種苗生産を行っています。
- 加工業務用等の露地野菜の栽培技術に関する研究を行っています。

トマト独立ポット耕栽培の高度化

キュウリの養液栽培システムの開発

ミストを活用した気候変動対応技術対策

育成3品種の優良種苗生産
058-239-3133(直通)
果樹・農産物利用部
- カキの新品種育成を行うとともに輸出等の新たな販売方法や流通期間を長くするための技術開発を行っています。
- カキの省力栽培のための仕立て方法やわい性台木の利用に関する研究を行っています。
- 温暖化への対応方法を確立するとともに新たな果樹品目の栽培の可能性について検討しています。
- 茶や果実の品質保持のための研究、県産農作物を用いた加工品への利用が可能な素材化研究を行っています。

「ねおスイート」の最高級ブランド「天下富舞®」

亜熱帯果樹(アボカド)の露地栽培法の確立

カキの盛土式根圏制御栽培

茶・カキの加工品
058-239-3133(直通)
土壌化学部
- 環境保全や資源循環利用のためにリサイクル技術、土壌蓄積養分の活用技術を開発しています。
- 作物の良好な生育のための適正施肥技術や生理障害対策技術の開発を行っています。
- 県内で生産される農産物や資材の安全性モニタリングを実施しています。

堆肥を用いた肥料開発

開発肥料・各種資材の肥効試験

窒素適正施肥技術

水田地力の実態解明(地力マップの作成)

生理障害対策(トマト葉先枯れ症)
058-239-3135(直通)
病理昆虫部
- 安全・安心な農産物づくりのために化学農薬の使用量を削減できる病害虫防除法と、新規および難防除病害虫対策の研究を行っています。
- 害虫に対する天敵微生物を用いて、化学農薬に替わる生物農薬の開発を行っています。
- 遺伝子診断技術等を利用して植物病害の感染原因の解明や防除技術の開発を行っています。

物理的防除技術

病原菌感染リスクの早期診断

難防除病害虫の防除対策

天敵・微生物農薬・フェロモンの活用
058-239-3135(直通)